【2025年最新版】Shotcut使い方完全ガイド|無料動画編集ソフト初心者向け解説

動画編集を始めたいけれど、どのソフトを使えばいいかわからない…そんな悩みを抱えている方におすすめしたいのが**Shotcut(ショットカット)**です。完全無料でありながら、プロレベルの編集機能を備えたこのソフトは、動画編集初心者から上級者まで幅広く愛用されています。

本記事では、Shotcutの基本的な使い方から高度な機能まで、初心者でもわかりやすく解説します。この記事を読み終える頃には、あなたも自信を持って動画編集をスタートできるはずです。

  1. Shotcutとは?特徴とメリット・デメリット
    1. Shotcutの主な特徴
    2. メリット
    3. デメリット
    4. 推奨システム要件
  2. Shotcutのダウンロード・インストール方法
    1. Step 1: 公式サイトからダウンロード
    2. Step 2: インストール手順(Windows)
    3. Step 3: 起動確認
  3. 初期設定と日本語化
    1. 日本語表示への変更
    2. レイアウト設定
  4. 基本的な画面構成と使い方
    1. 1. プレイリスト(左上)
    2. 2. プレビューウィンドウ(右上)
    3. 3. フィルタ/プロパティパネル(左下)
    4. 4. タイムライン(下部)
  5. 動画の読み込みから編集まで【基本操作編】
    1. Step 1: プロジェクトの作成
    2. Step 2: 動画ファイルの読み込み
    3. Step 3: タイムラインへの配置
    4. Step 4: 基本的なカット編集
    5. Step 5: タイムラインの調整
  6. テキスト・字幕の追加方法
    1. 基本的なテキスト追加
    2. テキストの編集
    3. テキストの位置・サイズ調整
    4. 複数のテキストを追加する方法
  7. BGM・音声の編集方法
    1. BGMの追加手順
    2. 音量の調整
    3. フェードイン・フェードアウト
    4. 音声の分離と調整
    5. 複数音声の音量バランス調整
  8. エフェクト・フィルタの使い方
    1. よく使われるフィルタ一覧
    2. フィルタの基本的な適用方法
    3. 人気のエフェクト詳細解説
    4. 複数フィルタの組み合わせ
  9. トランジション効果の追加
    1. 基本的なトランジション追加方法
    2. トランジションの種類変更
    3. 主なトランジション効果
    4. トランジションの長さ調整
    5. 効果的なトランジション使用のコツ
  10. 動画の書き出し・保存方法
    1. 基本的な書き出し手順
    2. 用途別推奨プリセット
    3. カスタム設定での書き出し
    4. 書き出し時の注意点
    5. 書き出し時間の目安
  11. よくあるトラブルと解決方法
    1. 動作・性能関連
    2. ファイル・素材関連
    3. 書き出し関連
    4. 操作・設定関連
  12. Shotcutと他の動画編集ソフトとの比較
    1. 無料動画編集ソフト比較
    2. 有料動画編集ソフトとの比較
    3. Shotcutがおすすめな人
  13. まとめ
    1. Shotcut習得のコツ
    2. 次のステップ
    3. おすすめの学習リソース

Shotcutとは?特徴とメリット・デメリット

Shotcutは、アメリカのMeltytech社が開発した完全無料のオープンソース動画編集ソフトです。Windows、macOS、Linuxのすべてのプラットフォームで動作し、プロフェッショナルレベルの動画編集機能を提供しています。

Shotcutの主な特徴

項目詳細
価格完全無料(ロゴ・透かし一切なし)
対応OSWindows/macOS/Linux
対応形式160種類以上の動画・音声フォーマット
最大解像度4K(Ultra HD)対応
ライセンスオープンソース(GPL v3)
日本語対応あり

メリット

✅ 完全無料で制限なし Shotcutは有料版が存在せず、すべての機能を無料で利用できます。編集した動画にロゴが入ることもありません。

✅ 高機能な編集機能

  • 4K動画編集対応
  • マルチトラック編集
  • 豊富なエフェクト・フィルタ
  • クロマキー合成
  • 音声編集機能

✅ 幅広いフォーマット対応 MP4、AVI、MOV、MKV、WebMなど160種類以上の動画・音声フォーマットに対応しています。

✅ クロスプラットフォーム対応 Windows、Mac、Linuxのすべてで同じ機能を利用できます。

デメリット

❌ 操作の習得に時間がかかる プロ向けの機能が多く、初心者には操作が複雑に感じられる場合があります。

❌ 日本語の情報が少ない 海外製ソフトのため、日本語でのチュートリアルや解説記事が限られています。

❌ PCスペックの要求が高い 高画質動画の編集には相応のPCスペックが必要です。

❌ 動作が不安定な場合がある 大容量ファイルや複雑な編集時にクラッシュすることがあります。

推奨システム要件

項目SD画質HD画質4K画質
CPU1コア 2GHz以上2コア以上4コア以上
メモリ4GB8GB16GB
ストレージHDD/SSD問わずSSD推奨SSD推奨
GPUOpenGL 2.0対応専用GPU推奨専用GPU推奨

Shotcutのダウンロード・インストール方法

Step 1: 公式サイトからダウンロード

  1. Shotcut公式サイト(https://shotcut.org/download/)にアクセス
  2. 使用しているOSを選択(Windows/macOS/Linux)
  3. **「Click to Download」**をクリック
  4. インストーラー版またはポータブル版を選択してダウンロード

💡 ポイント

  • 初心者はインストーラー版がおすすめ
  • Site1とSite2は単にダウンロードサーバーの違いです

Step 2: インストール手順(Windows)

  1. ダウンロードした**「shotcut-win64-xxxxx.exe」**をダブルクリック
  2. **「I Agree」**をクリックして利用規約に同意
  3. インストール先フォルダを指定して**「Next」**
  4. オプション設定を確認して**「Install」**
  5. インストール完了後**「Close」**をクリック

Step 3: 起動確認

Windows: スタートメニュー → アプリ一覧「S」→「Shotcut」をクリック


初期設定と日本語化

日本語表示への変更

Shotcutを初回起動した際、英語表示になっている場合は以下の手順で日本語化できます:

  1. 上部メニューバーの**「Settings」**をクリック
  2. **「Language」**を選択
  3. **「Japanese」**を選択
  4. 再起動確認ダイアログで**「Yes」**をクリック

レイアウト設定

初期状態でレイアウトが崩れている場合:

  1. 「設定」「表示モード」「タイムライン」
  2. 「ビュー」「レイアウトをリセット」

この設定により、編集に最適な画面配置になります。


基本的な画面構成と使い方

Shotcutの画面は主に4つのエリアに分かれています:

1. プレイリスト(左上)

  • 編集に使用する動画・音声・画像ファイルを管理
  • ドラッグ&ドロップで素材を追加

2. プレビューウィンドウ(右上)

  • 編集中の動画をリアルタイムでプレビュー
  • 再生、一時停止、コマ送りが可能

3. フィルタ/プロパティパネル(左下)

  • エフェクト、フィルタの追加・調整
  • 選択したクリップの詳細設定

4. タイムライン(下部)

  • 動画編集のメイン作業エリア
  • 複数トラックで動画・音声を配置・編集

💡 知っておくと便利な操作

  • スペースキー: 再生/停止
  • J/K/L: 巻き戻し/停止/早送り
  • I/O: インポイント/アウトポイント設定

動画の読み込みから編集まで【基本操作編】

Step 1: プロジェクトの作成

初回起動時に表示される**「新規プロジェクト」**で以下を設定:

設定項目おすすめ設定説明
映像モード自動最初の動画ファイルに合わせて自動設定
プロジェクトフォルダ任意のフォルダ編集ファイルの保存場所
プロジェクト名わかりやすい名前例:「旅行動画_2025_01」

Step 2: 動画ファイルの読み込み

  1. プレイリストエリアに動画ファイルをドラッグ&ドロップ
  2. または**「ファイルを開く」**→ファイルを選択

対応している主なファイル形式:

  • 動画: MP4, AVI, MOV, MKV, WebM, WMV
  • 音声: MP3, WAV, AAC, FLAC, OGG
  • 画像: JPG, PNG, BMP, GIF, SVG

Step 3: タイムラインへの配置

  1. プレイリストの動画を左クリックで掴む
  2. 下部のタイムラインエリアにドラッグ&ドロップ
  3. **V1(映像トラック)**に動画が配置される

Step 4: 基本的なカット編集

■ トリミング(前後の不要部分をカット)

  1. 動画クリップの左端または右端にマウスを合わせる
  2. マウスカーソルが変わったらドラッグして調整

■ 分割(途中で動画を切る)

  1. 分割したい位置に**再生ヘッド(白い縦線)**を移動
  2. タイムライン上の**「再生ヘッドで分割する」**ボタンをクリック
  3. 不要な部分を右クリック「削除」

Step 5: タイムラインの調整

■ タイムライン表示の拡大・縮小

  • 右上の拡大・縮小ボタンで調整
  • Ctrl + マウスホイールでも可能

■ トラック高さの調整

  • トラック間の境界線をドラッグして高さ変更

テキスト・字幕の追加方法

動画にタイトルや字幕を追加する方法を解説します。

基本的なテキスト追加

  1. テキストを追加したい動画クリップを選択
  2. **「フィルタ」**タブをクリック
  3. 「フィルタを追加」(+ボタン)をクリック
  4. **「映像」タブ→「テキスト:シンプル」**を選択

テキストの編集

テキストフィルタが追加されると、以下の設定が可能になります:

設定項目説明
テキスト表示する文字を入力
フォント使用するフォントを選択
フォントサイズ文字の大きさを調整
文字の色を変更
輪郭文字の縁取り設定
背景文字の背景色設定

テキストの位置・サイズ調整

■ プレビュー画面で直接調整

  1. プレビュー画面のテキストをクリック
  2. 四隅の白い四角をドラッグしてサイズ変更
  3. 中央の十字マークをドラッグして位置移動

■ 数値での詳細調整 フィルタパネルの「位置」「サイズ」で数値入力による調整も可能

複数のテキストを追加する方法

  1. 映像トラックを追加: タイムライン左の三本線「映像トラックを追加」
  2. 新しいトラック(V2)にカラーバーまたは透明画像を配置
  3. そのクリップにテキストフィルタを適用

💡 プロのテクニック

  • 字幕には白文字 + 黒い輪郭が最も見やすい
  • フォントサイズは画面の1/20程度が適切
  • 重要な情報は画面下部1/3に配置

BGM・音声の編集方法

BGMの追加手順

  1. 音声トラックを追加: タイムライン左の三本線「音声トラックを追加」
  2. **A1(音声トラック)**が作成される
  3. プレイリストに音楽ファイルをドラッグ&ドロップ
  4. 音楽ファイルをA1トラックにドラッグ&ドロップ

音量の調整

■ フィルタを使った音量調整

  1. 音量を調整したい音声クリップを選択
  2. 「フィルタ」「フィルタを追加」
  3. **「音声」タブ→「ゲイン・音量」**を選択
  4. レベルを調整(プラスで音量アップ、マイナスで音量ダウン)

フェードイン・フェードアウト

■ マウス操作での簡単設定

  1. 音声クリップの**左上(フェードイン)または右上(フェードアウト)**にマウスを合わせる
  2. 黒い丸が表示されたらドラッグして範囲を調整

■ 効果的なフェード設定

  • フェードイン: 0.5~1秒程度
  • フェードアウト: 1~2秒程度

音声の分離と調整

元動画の音声と別々に編集したい場合:

  1. 動画クリップを右クリック
  2. **「音声を分離」**を選択
  3. 音声部分が別トラックに分離される

複数音声の音量バランス調整

音声の種類推奨音量レベル
ナレーション・会話0dB(基準)
BGM-12dB~-18dB
効果音-6dB~-12dB

エフェクト・フィルタの使い方

Shotcutのフィルタ機能を使って、動画に様々な視覚効果を追加できます。

よく使われるフィルタ一覧

カテゴリフィルタ名効果
色調整明度動画の明るさ調整
コントラスト明暗の差を調整
彩度色の鮮やかさ調整
セピア調レトロな色合いに変換
変形サイズ・位置・回転動画の拡大縮小・移動・回転
クロップ動画の一部を切り取り
エフェクトぼかし ガウス背景をぼかす効果
モザイクプライバシー保護用
発光(グロー)明るい部分を光らせる

フィルタの基本的な適用方法

  1. エフェクトを追加したいクリップを選択
  2. **「フィルタ」**タブをクリック
  3. 「フィルタを追加」(+ボタン)をクリック
  4. 適用したいフィルタを選択
  5. パラメータを調整

人気のエフェクト詳細解説

■ サイズ・位置・回転

  • 用途: 動画の拡大、移動、回転
  • 設定項目:
    • 位置: X、Y座標
    • サイズ: 幅、高さの倍率
    • 回転: 角度(度)

■ クロマキー合成

  1. 背景動画を下のトラック(V1)に配置
  2. グリーンバック動画を上のトラック(V2)に配置
  3. V2のクリップに**「クロマキー シンプル」**フィルタを適用
  4. キーカラーでグリーンを指定

■ ぼかし効果

  • ぼかし ガウス: 全体をソフトにぼかす
  • モザイク: プライバシー保護に使用
  • 半径の値で効果の強さを調整

複数フィルタの組み合わせ

1つのクリップに複数のフィルタを適用可能:

  • 適用順序は下にあるフィルタが優先
  • ドラッグ&ドロップで順序変更可能

💡 効果的な組み合わせ例

  • 明度 + コントラスト + 彩度: 映像全体の品質向上
  • サイズ・位置・回転 + ぼかし: ピクチャーインピクチャー
  • クロップ + サイズ・位置・回転: 動画の一部を拡大表示

トランジション効果の追加

トランジションは、動画と動画をつなぐ切り替え効果です。

基本的なトランジション追加方法

  1. タイムラインに2つの動画を隣り合わせに配置
  2. 後ろの動画の左端をドラッグして前の動画に重ねる
  3. 重なった部分にトランジションが自動生成される

トランジションの種類変更

  1. 作成されたトランジション部分をクリック
  2. **「プロパティ」**タブをクリック
  3. **「映像」「ディゾルブ」**プルダウンから種類を選択

主なトランジション効果

トランジション名効果使用場面
ディゾルブフェード切り替え一般的な場面転換
スライド横にスライドダイナミックな転換
ワイプ拭き取るような効果プレゼンテーション
アイリス円形に拡大/縮小ドラマチックな演出
バーンドア扉が開くような効果新しい場面の開始

トランジションの長さ調整

  • トランジション部分の端をドラッグして長さ変更
  • 一般的な長さ: 0.5~1秒程度
  • 長すぎると間延び短すぎると効果が分からない

効果的なトランジション使用のコツ

✅ 適切な使用例

  • 場所の移動
  • 時間の経過
  • 話題の転換

❌ 避けるべき使用例

  • 連続する動作の途中
  • 同じ場面での短いカット
  • 頻繁すぎる使用

動画の書き出し・保存方法

編集が完了したら、動画ファイルとして書き出します。

基本的な書き出し手順

  1. 画面右上の**「書き出し」**ボタンをクリック
  2. プリセットを選択
  3. **「ファイルを書き出す」**をクリック
  4. 保存場所とファイル名を指定して**「保存」**

用途別推奨プリセット

用途プリセット設定詳細
YouTube投稿YouTube1080p、H.264、高品質
SNS投稿H.264 High Profile720p/1080p選択可能
DVD作成DVD480p、MPEG-2
高品質保存H.264 High Profile元解像度維持
ファイルサイズ重視H.264 Baseline圧縮率高

カスタム設定での書き出し

■ 高度な設定項目

  • 解像度: 1920×1080(フルHD)、1280×720(HD)など
  • フレームレート: 30fps(一般的)、60fps(滑らか)
  • ビットレート: 高いほど高品質、ファイルサイズも大きく
  • 音声品質: 128kbps(標準)、320kbps(高品質)

書き出し時の注意点

✅ 書き出し前チェックリスト

  • [ ] プレビューで全体を確認
  • [ ] 音量バランスをチェック
  • [ ] テキストの誤字脱字確認
  • [ ] 不要な部分のカット漏れチェック

⚠️ よくある失敗

  • 書き出し形式が不適切→用途に応じた形式選択
  • 音声が出力されない→音声トラックの設定確認
  • 画質が劣化→ビットレート設定確認

書き出し時間の目安

動画の長さPC性能(目安)書き出し時間
5分動画Core i3、8GB RAM約15-30分
Core i5、16GB RAM約8-15分
Core i7、32GB RAM約5-10分

よくあるトラブルと解決方法

動画編集中によく発生するトラブルと解決方法をまとめました。

動作・性能関連

■ Shotcutが重い・動作が遅い

原因と解決策:

  1. PCスペック不足
    • メモリ増設(8GB以上推奨)
    • SSDへの換装
    • GPUの確認・更新
  2. プロジェクトファイルの問題
    • 定期的な保存(Ctrl+S)
    • 不要なクリップの削除
    • プロキシファイルの使用
  3. 素材ファイルのサイズ
    • 4K動画の解像度を下げる
    • 長時間動画の分割編集
    • 圧縮率の高いコーデックを使用

■ Shotcutがクラッシュ・強制終了する

対処法:

  1. 定期的な保存を習慣化
  2. 自動バックアップの設定確認
  3. プロジェクトファイルの軽量化
  4. 最新版への更新

ファイル・素材関連

■ 動画ファイルが読み込めない

チェックポイント:

  • ファイル形式が対応済みか確認
  • ファイルが破損していないか
  • ファイルパスに日本語や特殊文字がないか
  • 別の場所にファイルをコピーして試行

■ プロジェクトファイルでエラーが発生

解決手順:

  1. Shotcutを起動
  2. 「プロジェクトファイルを開く」
  3. 見つからないファイルのダイアログで正しいフォルダを指定
  4. すべてのファイルが✓マークになったら「OK」

書き出し関連

■ 書き出しが途中で失敗する

原因別対策:

  1. 空き容量不足
    • 十分な空き容量を確保(元ファイルの3倍以上)
  2. メモリ不足
    • 他のアプリケーションを終了
    • 動画を短い区間に分割して書き出し
  3. プロジェクトの問題
    • エフェクトを一時的に無効化
    • 問題の箇所を特定して修正

■ 音声が出力されない

確認事項:

  • 音声トラックが有効になっているか
  • 音量レベルが適切か(ミュートになっていないか)
  • 書き出し設定で音声が含まれているか

操作・設定関連

■ 日本語化ができない

手順を再確認:

  1. Settings → Language → Japanese
  2. 再起動の確認ダイアログで「Yes」
  3. 完全に再起動されるまで待機

■ 画面レイアウトが崩れた

リセット方法:

  • 「ビュー」「レイアウトをリセット」
  • または初期設定からやり直し

Shotcutと他の動画編集ソフトとの比較

動画編集ソフトを選ぶ際の参考として、主要なソフトとの比較をご紹介します。

無料動画編集ソフト比較

ソフト名ShotcutDaVinci ResolveOpenShotFilmora(無料版)
価格完全無料無料(制限版)完全無料無料(制限あり)
操作性★★★☆☆★★☆☆☆★★★★☆★★★★★
機能性★★★★☆★★★★★★★★☆☆★★★☆☆
安定性★★★☆☆★★★★☆★★☆☆☆★★★★☆
日本語対応ありありありあり
ロゴ透かしなしなしなしあり

有料動画編集ソフトとの比較

機能ShotcutAdobe Premiere ProFinal Cut Pro
4K編集
マルチカメラ編集
カラーグレーディング
エフェクト数多い非常に多い多い
チュートリアル少ない豊富豊富
サポートコミュニティ公式公式
月額費用無料約2,700円買い切り約45,000円

Shotcutがおすすめな人

✅ こんな方にピッタリ

  • 動画編集を始めたばかりの初心者
  • 費用をかけずに本格的な編集をしたい
  • YouTube、SNS投稿用の動画制作
  • 趣味の動画編集
  • Linuxユーザー

❌ 他のソフトを検討した方がよい人

  • 仕事で動画編集をする方→Adobe Premiere Pro
  • 極めて簡単な操作を求める方→Filmora
  • 高度なカラーグレーディングが必要→DaVinci Resolve
  • Macでプロ仕様を求める方→Final Cut Pro

まとめ

Shotcutは、無料とは思えない高機能な動画編集ソフトです。初心者には操作が複雑に感じられる場面もありますが、本記事の手順に従って練習すれば、必ずマスターできます。

Shotcut習得のコツ

  1. まずは基本操作をマスター
    • 動画の読み込み、カット、書き出し
  2. 段階的にスキルアップ
    • テキスト追加→BGM挿入→エフェクト適用
  3. トラブル時は焦らず対処
    • 定期的な保存を心がける
    • 問題が発生したら基本に戻る
  4. 実際に作品を作ってみる
    • 旅行動画、イベント動画など身近なテーマから

次のステップ

Shotcutに慣れてきたら、以下のような応用技術にもチャレンジしてみてください:

  • キーフレームを使ったアニメーション
  • マスク機能を使った部分的なエフェクト
  • **LUT(Look Up Table)**を使ったカラーグレーディング
  • ピクチャーインピクチャーでの複数動画合成

おすすめの学習リソース

  • Shotcut公式チュートリアル(英語)
  • YouTubeでのShotcut解説動画
  • オンラインコミュニティでの質問・情報交換

動画編集は練習と経験が何より重要です。まずは短い動画から始めて、徐々に複雑な編集にチャレンジしていきましょう。Shotcutがあなたの創作活動の強力なパートナーとなることを願っています。

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最終更新: 2025年6月

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